July 20, 2019

Kindle Unlimited ざんまい

サブスクの電子書籍の読み放題サービスが出てきたおかげで、すっかり雑誌を買わなくなってしまいました。


しっかり読み込みたい仕事絡みの真面目な本はさすがに新宿のブックファーストで買うけど、それ以外の趣味や教養関連はほぼ全てKindle Unlimited。ガリ勉になれないズボラリーマンなので、ジャンルの割合で言うとクルマ、それ以外の趣味(キャンプ/ランニング/ガジェット)、教養、仕事絡み(とくにプロマネやアナリティクスなどの現場仕事系)、それ以外という感じでそれぞれ2割ずつ、を週に10-15冊くらいを流し読む。哲学/経済系や経営関連の教養モノの古典は今さら文庫買って読めるほどの集中力がないので、お手軽な初心者向けマンガですませちゃうので、表面的な知識はいちおう身に付けられる(ような気がする)。


電子書籍は玉石混交の世界なので、一見立派な表紙にだまされて中身スカスカだったりすることもしばしばあるけど、読み放題だし、同じジャンルの他の本はいっぱいあるので許せる。それと横比較できるので、どれだけコンテンツに労力をかけているかと執筆者や編集者のスキルも透けて見えくるから、これはこれで良いかな。


音楽系の雑誌が皆無(というか雑誌自体が潰れているのでソースが乏しい)なのが残念だけど、このほんのちょっとの不満さえ解消されれば、コンテンツ消費が好きな人間としてはこれ以上の世界は望みようがない。このまえのサイゾーの鼎談特集の話(https://www.facebook.com/velvetty/posts/10157175102451250)ではないけど、一部のジャンルだと雑誌の作り手はサブスクで稼ぐための誌面作りも必要だから、作り手は大変だなーとつくづく思う。(他人事っぽい?)

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July 17, 2019

ご無沙汰しております

めちゃめちゃ更新しておりませんが、なんとか都内の片隅で生きております。 カメラは2018年の秋にK-3IIからKPに代替えしました。クルマはG太のまま。 niftyはブログもWebサーバもSSLに対応する気がないらしく、思い切ってサーバ移管を考えたいのだけど、 時間と労力をかける気がどうにも起きず。ダラダラと放置状態を続けております。 東京オリンピックを迎えるまでにはなんとかしたいなー(と思いつつ、結局は放置しちゃいそう)。

本サイトの昔の掲示板ログ見てたら妙に懐かしい気分になりました。なんと、もう18年前という!!あの頃書き込みしてくれたみんなは今何しているんだろうと思いを馳せる今日この頃です。

http://velvetty.music.coocan.jp/guest/pastbbs/index.html

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March 12, 2018

マウント移行思案中

ここの存在を久しく忘れていた。たまには投稿。

Img_0812α IIIとK-1 Mark IIが出て、購入から2年経つこいつの処遇をどうしようか迷い中。下取りに出せるだけの価値が残っているうちに何とかしたいけど、Eマウント移行にあたって最大の障壁は、純正レンズとくに望遠ズームの値段。普及レンズであるべき純正70-300mmが10万越えってさすがにありえんでしょう(ちなみにナナニッパは更にこの倍のお値段)。

いっぽう、K-1はコスパが高く既存のレンズも使えるものが多いので魅力的ではあるのだけど、機材の重厚長大化に歯止めをかけたい自分としてはさすがにボディがデカすぎなのとフルサイズ対応レンズの選択肢が少なすぎなのが懸念材料。

でも、よくよく考えてみると趣味でしか写真を撮らない自分にとってはフルサイズに移行する必然性もない。だったら、ボディに金をかけるのは諦めて、レンズの拡充に勤しむのも手かな、と。狙うは春の運動会シーズンに備えてDA★60-250mm F4あたり。中古なら6万円で済んじゃうし。と言いつつ、ハードオフで投げ売りしている500円の中古の超絶安レンズを漁る今日この頃。FA 28-105mmの(今や懐かしい)パワーズームゲットー。


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January 01, 2015

(1年遅れの)My Favorite Discs 2013

2015年も明けてしまいましたが、ほぼ1年遅れの2013年の10ベスト(+1)を書きました。2014年の年初に半分くらいまで手を付けていて放置していたのを改めて聴き直して再構成。比較的新しい作品が多いのは、Last.fmやShazamとかで発掘する機会が増えたこととも無縁でないかもしれません。2014年版も時間があれば近々書きます。

1から10まではどれが気に入ったというのはなく順不同。11は次点という扱いです。

011. James Blake / Overgrown(2013)
たぶん、「ダブステップの新星」といったレッテルから判断して、音源だけを聞いていてもジェイムズ・ブレイクの真価は理解できないと思う。バカ売れした前作を受けてドロップした本作はシンガーソングライターとしての本領を遺憾なく発揮。バックトラックと執拗低音は20年くらい前に流行ったPortisheadやトリッキーあたりのトリップホップを思わせるけれど、ああいう不穏さはなくてひたすらに内省的。最近はフロアをあえて避けるような曲ばかり出すけど、いざライブになればひたすら弾けまくってくれるあたりが憎めない。

022. Perfume / LEVEL3(2013)
もう鉄板。EDM色強めた5作目。前作は歌モノ志向だったので、今後はそちらの方に行くのかとおもっていたら、初っぱなからキレッキレ。でも、西海岸EDMほどせわしなくない。アクの強い粘着ダブステップなイントロからキャッチーなボーカルセクションが入る「Spring of Life」、もろEDMな「Party Maker」、言葉遊びもたのしい「だいじょばない」、アラビア音階調(?)な「Sleeping Beauty」といった遊び心もあってビジュアル無しでもぜんぜん飽きない。

033. Machinedrum / Vapor City(2013)
真っ暗なフロアでひたすらEQの低音域を引き上げて爆音で流したい種類の音楽。のっけの「Gunshotta」からして深いリバーブで安心させておいて怒濤のブレイクビーツで圧倒してくるからのけぞった。音を起きているだけでも、タイトル通りどことなく霧に巻かれているような湿っぽさが伝わってくるあたりが不思議。この低音を全身で感じ取る機会があれば、もう虜。

044. Squarepusher / Ufabulum(2012)
出来不出来はあるけれど、コンスタントに作品を出し続けてくれるあたりが信頼できるスクエアプッシャー。今作は久しぶりにアゲまくってる、だけでなくてキャッチーさもあって聞きやすいアルバムに仕上がった。Aphex Twinのようにエキセントリックな方向に行きすぎないけれど、どこか教会音楽のような荘厳さと調和のなかに狂気をはらませている点がこの人ならでは。繊細なメロから入ってV8フェラーリの空ぶかしのような怒濤の電子音でおしまくる「Dark Steering」は映像ともども必見。

Resized_055. LAMA / Modanica(2012)
ほぼスーパーカー。「Highvision」の後継的作品。ナカコーにフルカワミキ、田渕ひさ子とAgraphの牛尾憲輔。1作目の出来が正直いまひとつだったので心配だったけど、2作目で皮がむけた。弱めのキックとスペーシーな浮遊感の電子音に絡むギターサウンドが心地よい。後発のサカナクションあたりと際だってちがうのは、頂点までアゲきらずにどこか抑制的なところ。2曲目の「White Out」とかシングルカットされた「Parallel Sign」とかが典型的。

066. Sister Crayon / Bellow(2011)
「Souls of Gold」でブレイクしたサクラメントの4人組。カーディガンズやクラウドベリー・ジャムの北欧ポップが好きだった人なら間違いなく入れ込めるはず。気怠げな女性ヴォーカルとストリングス、ライトなギターサウンドの3点セットでおしゃれ路線かと思いきや、音響派の要素も含めた楽曲はかなり凝っていて、表現豊かなテラ・ロペスのヴォーカル共々しっとりと聞かせる実力派。ライブ見たい!

077. Of Monsters and Men / My Head Is an Animal(2013)
アイルランドの5人組。ケルティックフォークの要素というと以前はポーグスやドロップキック・マーフィーズ、最近ではスキニー・リスターあたりが流行っているけど、こちらはロックの要素は控えめでアーケード・ファイアあたりにも通じる土着感がある。女性ヴォーカルはケイト・ナッシュやリリー・アレンを思い起こさせる美声で、愛くるしい男性ヴォーカルとの絡みも美しい。2曲目の「King and Lionheart」からアンセム「Mountain Sound」へのつなぎが特にしびれる。2013年のフジでは土砂降りのでかすむホワイトステージの演奏が見事にはまっていて感動的ですらあった。

Resized_088. Porter Robinson / Spitfire(2011)
1992年生まれのEDM界の新星。これもフジのレッド・マーキーで見たアーティストだけど、スクリレックスのように聞き手に息をつかせてくれないひたすら突き上げまくり絶対フロア志向EDMではなく、こちらは入りで抑えつつも肝心どころでガツンと盛り上げるタイプ。2曲目の「Unizon」やヴォーカルをフィーチャーした4曲「Vandalism」あたりが無理してない感があって好印象。

099. The xx / xx(2009)
シガー・ロスあたりに通じる音響系ポストロックユニット。1曲目のイントロ5秒を聞いた瞬間に名盤であることを確信させる出来。1曲1曲はコンパクトで、生音主体のシンプルな楽器構成にヴォーカルをきっちり聞かせるあたりがありそうでなかった組み合わせで逆に新鮮。フジでは3日目ホワイトのトリ。前々日のスクリレックス、前日のジュラシック5とはまるで正反対の“静”のステージだったけど、生で見て・聞いてみると、単に繊細で美しい音を奏でるだけの名ばかりの音響系アーティストでないことが分かるはず。ギター音色響き渡る唯一のインスト曲「Fantasy」も素晴らしい。

1010. Savages / Silence Yourself(2013)
こちらもフジでの来日目当てで購入。ルックス的にはかつてのL7を彷彿させる、硬派な4人組の女性バンド。イントロ曲の「Shut Up」や「I Am Here」からは、腰がどしんと据わったタイトなリズム隊を中心に、SE的な手法を駆使して耳をつんざく鋭利なギターが畳みかけてくる。ライヴでの瞬発力も相当なもの。ヴォーカルは若い頃のパティ・スミスに似ているけど、音はクラッシュからエコーベリーやエラスティカあたりの英国ロックを受け継いでいる感も。いまどきにしてはストイックな音楽志向だけど、次作でどこまで完成度を高められるか見どころ。

1111. Skrillex / Scary Monsters and Nice Sprites(2010), Bangarang(2011)
そのスクリレックス。音楽だけ聴いているとテンション高すぎて疲れちゃうけど、ホワイトステージでのライヴを目にすれば疲れなど忘れさせてくれる超強力ドーピング剤になる。いまでしか盛り上がれない刹那感がいかにも米国的なノリ。良いか悪いか好きか嫌いかという話ではなく、2010年代に体感しておくべき音。


●過去の10ベスト
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
(特別企画)クリスマス特集


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September 01, 2014

SIGMA 30mm F1.4 DC

Imgp8915ひさしぶりの単焦点。SIGMA 30mm F1.4 DC。現状、FA 35mm F2より広角の単焦点レンズを持ってないので物色していた。PENTAXのDA 21mm F3.2あたりを考えていたけど、超音波モーターとコストパフォーマンスを考えてこのレンズをチョイス。FA 31mm F1.8 Limitedは10万超えでとても手が出ない。

30-50mmクラスのベーシックな単焦点レンズはたいてい軽量・コンパクトなものだが、この30mm DCは思った以上にデカくて重い。でも製品の仕上がりはすごく丁寧で安物感がない。サイドの「A(Artライン」)」のエンブレムも良い感じ。写りはこれから検証。


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April 30, 2014

K-01ことはじめ

Imgp3911PENTAX K-01を丸一日使ってみての感想を。デザインは愛でるに値するポップさ。ボディの大きさも存在感を主張するという意味では良い。もともと厚みがあるのでホールド性についても不満を覚えることはなかった。ただ、標準で付くストラップについてはデザインはまあ許せるとしても、長さが中途半端。首にぶら下げると機動性が落ち、肩にかけると長さが足りず、ハンドストラップが欲しいところ。すくなくともDA 40mm F2.8 XSと組み合わせて使う分にはそう思った。

起動から撮影に入るまで、電源が入りミラーアップするまでは独特の間がある。つまりそれなりに待たされる。というより、ふつうのKシリーズでライブビューで使うモードとまるっきり同じ感じ。K-30から光学ファインダーを取り去ってライブビュー専用機にしました的な、ある意味お手軽なこの機種の成り立ちを実感する。

とはいうものの、画質面でAPS-Cセンサーを始めとする撮像エンジンの多くを流用した効果は少なからずある。画質は総合的に見ればK-5おりも若干劣る程度。周囲の光が十分でかなり絞り、なおかつJEPG★★★(高画質)で撮っていてディテールの解像感が足りない時があり、いま使っているK-5 IIsあたりと比べるとさすがに差を感じる。厳密な比較をしない限りは問題ない。コンデジのセンサーサイズを比べれば画質も高感度性能も雲泥の差だ。

連写のレスポンスは秒間6コマだけに悪くない。遅いという噂のAFだけど、各モードを試してみたがレスポンスは十分。ただしバッファ容量が少なく、JEPG★★★(高画質)モードの場合、4コマ目くらいで処理が滞る。が、連写でバシバシ撮りまくる用途で使うカメラでもないのであまり問題は無い。

カッコ的にはXSレンズ以外を組み合わせる選択肢はなく(かろうじてFA 50mm F1.4と角形フードはゆるせるかも)、もうこのレンズ専用ボディという感じ。でも、それでもいい。

動画もH.264でとれるけど、そもそもAFが効かない当たりで使いようが限られる。どこかのタイミングで試してみたいけど…。デザイン云々は別にしても、2万円以下の価格と高感度耐性の高いK-5譲りのAPS-Cセンサーという理由だけでも十分コストパフォーマンスは高いと思う。

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April 05, 2014

マクロ

Imgp2828久しぶりにマクロレンズをマクロレンズらしく使った。等倍マクロでは最安クラスのTAMRON 90mm F2.8。ペンタックスの50m F1.4や35mm F2.0あたりと比べても多少絞り込んでもボケ味が柔らかくて撮ってて気持ちが良い。

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