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November 02, 2004

アルバイト

 食べるものはやっぱり見た目が良い物がいいですよね。「食べる前に見る」がわたしの持論ですから。そういうわけで喫茶店やうどん屋で厨房のバイトしていたころは、自分がつくる料理はなるべく見栄えのいいものをお客さんに出したいと思ってました。生クリームのヒネリとかむちゃくちゃ研究しましたし。でも、ピーク時とかのように忙しいとなかなか丁寧に盛りつける時間などなく、とりあえずオーダーをこなすのに手一杯で、見栄えに気を遣ってなどいられません。

 それと全く同じなのが今の状況です。また厨房でバイトを始めた、というわけではありません。最近はかかえた仕事を処理するのにいっぱいいっぱいで、自分で納得がいくまで書いた、というものがないのです。とりあえずさっさと書いて、あとは校正の人に「言われたら直す」という感覚にいつの間にかなってしまっている(その割には赤を入れられたりするとけっこうムカッとくるんですが)。

 「巧遅よりも拙速を尊ぶ」という言葉がありますが、当たり前なことを言いますと、「巧く、かつ速く」が望めないのであれば、という付帯条件がついているんはずなんです。本来は巧速を目指すべきなのに。何でもかんでも早けりゃ良いというものでもないと思うのです。そう思ってないと早いだけが取り柄、ということになってしまうようでこわい。

 そういう意味で、締め切りもなく自分の好きな内容を納得のいくまで書ける(ブログではなく)ホームページの存在はありがたいです。ブログは更新をせかされる感じがして、日記としてはいいのですが、読ませる文章を書く場ではありませんし。ホームページにかぎっては巧遅が大事にされる世界です。巧遅を尊ぶあまり、なかなか更新できないわけですが。むしろ稚拙ならぬ遅拙。

 バイトの経験はやっぱり大事ですね。

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