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January 04, 2005

帰省

 年末年始は5日ほど実家にいましたが、実家にこんなに長くいたのは名古屋に就職して以来はじめてかも知れません。わたしの部屋は、ステレオやCDなどのモノがない以外は2年前とまったく同じですし、家族も愛犬ラグも基本的に2年間ほとんど変わっていないように思います。

 実家を離れてひとり暮らしをした経験のある方なら分かるかも知れませんが、ひとり暮らしをしてゆくなかで身につけた生活スタイルと、実家に住んでいたときの行動様式みたいなものってすごく差があるんです。

 名古屋の住まい(わたしの家は公団住宅)は貧しいながらも近代的で、お風呂とか電気とかはオートメーション化されていて、住人が快適に暮らせるように間取りも効率よく計算されつくしているですが、町田の実家はまったくアナログというかプリミティブ。

 古い木造家屋だからすきま風はピューピュー吹き込んでくるし、うちの父が設計した間取りはとにかく変だし(玄関空けたらまずトイレがある)、トビラの規格も小さいし(頭を良くぶつける)、ガスはプロパンだし、トイレは言わずもがなの「ぼっとん」だし、独特のニオイはするしで。世間一般の基準に照らし合わせてみても、不便・不快・不衛生なのです。住んでいたときは特に不便とは思っていなかったんですが。

 それと、改めて考えてみて面白いと思ったことがひとつ。たとえば朝起きて歯を磨くまでの一連の行動や、お風呂にはいるときの決まったやり方のように、生まれてこの方20数年の間この家の中で身につけた行動様式はそうそう忘れるものでもないんですね。洗面所に行くときや風呂にはいるときに、特に考えるでもなく無意識的にカラダが動いて一連の行動を完成させる自分に改めて感銘を受けてしまいました。

 年末年始やお盆といったイベントで帰省する以外に、実家に「住む」ということはもはやないでしょうけど(そんなことが万が一あるとすればそれは「失業」を意味する)、外で暮らして初めて知ったささやかな発見かも知れません。

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