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July 05, 2005

Captain Beefheart

 仕事中はもっぱらヘッドホン+iTunesで音楽を聴いている。聴きたくない音楽はボタンひとつで飛ばせるし、リンゴボタン+クリックで好きな曲だけ再生できる。非常に便利なのだが、その反面、ついつい耳ざわりのいい音楽ばかりを聴いてしまう。

 Captain Beefheartの『トロウト・マスク・レプリカ』(1969)はiTunesに放り込んだきり、ほとんど聴いていないというパターンの代表例。そして今日改めて通して聴いてみたが、とんでもないアルバムだ。肉肉しいマゼンタベースのカラーリングに人面魚ならぬ魚面人の不気味なジャケもさることながら、安岡力也風のドスの利いたしゃがれ声と、ジョンスペなんてメじゃないフリーキーで狂った演奏がかぶさる混沌ぶりは、今の音楽にはちょっと見あたらない種類のもの。

 しかもこのアルバム28曲(!)も入っていてやたら長く、最後まで聴き通すのも困難なのだ。が、その分、耐えに耐えてみごと完聴したときのよろこびはひとしお。

 何でこんなことを書いたのかというと、「頑張って聴いたらけっこう良い作品だった」という経験が、CDの時はときどきあったのだが、MP3になってからはそういう機会がなくなっていたからだ。

 よく言われることだけれど、アナログLP、カセットテープ、CD/MD、そしてiPodときて、ますます音楽が「1曲完結」型になってきた。音楽の聴き方が変わることで、楽曲の質も変わっていく。一般の洋楽ロックはぜんぜん売ず、オムニバスやベスト盤ばかりがバカ売れするというのは端的な例のように思えるのだが?

 「キャプテン・ビーフハートはいいヨ」ということが単に言いたかっただけなのだが、書いていくうちにまただらだらと長くなってしまった。

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