M・M
先日1年ぶりに買った『ミュージック・マガジン』をようやく読み終えた。
表紙を見て、そしてはじめの数ページを読んだ時の第一印象は、「なんかだいぶ変わったなあ」というもの。ついこの前まで500円だったのに、いつのまにか700円にもなっているし、表まわりの広告に出ているアーティストの紹介記事(当然タイアップだろう)があったりして、妙に商売っ気が全面にでている。編集長は代わっていないのに、この変わりよう。さしもの老舗音楽雑誌も台所事情がせっぱ詰まってきたということなのか。
巻頭の特集はラモーンズ。ディランとかビートルズとかの超大物以外で単一のアーティストをとりあげることはまずなかった(もっぱらそれは『レコード・コレクターズ』の役割)ので、なんだか不思議だ。
表紙のキッチュなイラストからして素敵。だけど、ジョーイもジョニーもディーディーもこの世にはいない。
詳しい内容については読んでもらうとして、前半は概説とアルバム紹介。面白かったのは後半部分で、S-Kenさんのインタビュー記事には初期の彼らを間近に見てきた臨場感があるし、湯浅学さんの「ロック史に与えた、ラモーンズという衝撃」という題の文も切り口が秀逸。
この本の広告で気づいたが、『ミュージック・マガジンの500枚』というディスクガイドが出ているらしい。ディスクガイド・ガイドも最近ご無沙汰なので、お盆あたりにちゃんと取り組まなくちゃな~。
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