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October 14, 2005

ケチな客

(1)
 先日、髪を切りにいつもの美容室に行ったが、担当の美容師さんが数日後にやめるという。その人は鹿児島県のとある離れ島の出身で、今の美容室をやめて島に帰り、自分の店を持つというのだ。えらい。えらすぎる。わたしよりも若いというのに。

 それにしても、これから60年近くはあるであろう残りの人生を、人口数千人足らずの島で過ごすことになると思うと、わたしはとてもじゃないが耐えられそうにない。それほどに郷土愛が強いのか、あるいは両親のそばで暮らしたいのか。都会に戻りたい気持ちを捨て去ることができるのだろうか。

 レイ・ハラカミが、あるインタビューでなぜ京都に住み続けるのかと尋ねられた際に、「無理矢理にシーンをねつ造しようとする“メディア”がほとんど無い事」を理由のひとつに挙げていたのを思い出した。経済的な理由(東京に住むのはカネがかかる)とかではなくて、そういう信念を持ってあえて「地方」に住んでいる人は強い。わたしもハラカミさんの言う通りだと思うのだけれど、「流行」とか「シーンの中心」とかへの憧れを捨てきれずに、むしろ進んで踊らされ続けてしまう。ついでにいえば、レイ・ハラカミを知ったことも、メディアに踊らされた結果なのかもしれない。

 話をもとに戻すと、最後に行った日は本来ならカラーなりトリートメントを買うなりして売り上げに貢献してあげたいところだったが、カネがないのであきらめた。ケチな客ですんません。せめてものつぐないとして、餞別にモリゾーとキッコロのピンバッヂをあげた。緑と黄緑のキモかわいい妖怪のバッヂを見るたびに「2005年の夏に自分は名古屋にいたんだなあ」と思い出してくれれば幸いです(当人がこの日記を見ることはありえないが)。


(2)
 ハラカミで思い出したが、ううう、ハラが減った。だが不思議なことに食欲がない。こゆい胃酸が出まくりで胃の中がただれそうなので、とりあえず麦茶と賞味期限の切れたコーヒーゼリーで栄養補給。これではさすがに危険な感じがするので、明日の朝はちゃんとした食事をとろう。体重を量ってみたいが我が家には体重計がない(この前計ったのはドラッグストアだった)。

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