花冷え
サクラがほころびはじめる季節だというのに、雪が降るほどに寒い。
やろうやろうと思ってなかなかできなかったチョコレートネタ。ようやく実行に移すことができた。今後はROYCEやGODIVAを取り上げる予定(というかすでに入手した)。今のところの国内ものが多いので、外国産でおすすめのチョコがあったら教えてください。個人的には、ほどほどの甘さのプレーンなチョコが好きです。
毎日のように見まくっている。まず、音がいい。『Rust Never Sleeps』も良かったけど、それをはるかに凌ぐ音圧に感動。パソコン用のショボいスピーカーで聴いててもそう思うのだから、もっといいステレオで聴けたら最高だろうなあ。
映像に出てくるニール・ヤングはどこにでもいるオッサンだ。Tシャツにハーフパンツという出で立ちには「ゴルファーかよ!」と、よけいなつっこみをいれたくなるところだが、鬼の形相で圧倒的なギタープレイを繰り広げるその迫力と言ったら……!もう、カッコなんてどうでもいいや。
そして、このまえ見たラモーンズの『End of the Century』と際だって異なるのは、バンドの結束の強さ。ラモーンズはコミュニケーションなんてないに等しかったが、ニール・ヤングとクレイジー・ホースは仲が良いだけじゃなくて、とにかくよくぶつかり合う。ビリー・タルボットとニールの口げんかなんて、まるで兄弟のそれだ。毎日のように兄とテレビのチャンネルを争って言い合っていた、自分の小さいころを思い出した。
いかにもロード・ムービー的な映像の演出も素晴らしい。ジム・ジャームッシュの「映像作家」の肩書きはダテではない。ほかにも突っぱねた態度でインタビューに応じるクレイジー・ホースのポンチョのインタビューや、バンドに関わりながらこの世を去った人びとの話など、見どころはたくさん。エンドロールで流れる弾き語り曲"Music Arcade"の詞が、これまたぐらんぐらんと気持ちを揺さぶる。
いま持っている道路地図が古くなったので、新しいのを買おうと思い本屋さんに行ったが、欲しかった大判の全日本地図がぜんぜん見あたらない。A4サイズのはいっぱいあるけど、大きいのはどうやら絶版になってしまったらしい。しかたないから、一番安い地図を買ったけど、縮尺がでかすぎて眺めるには良いが実用的には役に立たなそう。
ああ、どこか遠くにドライブに行きたい……。
こういうニュースを見るとほんとうに気分が悪くなる。もはや狂ってるとしか言いようがない。そんなくだらない思想を押しつけてどうするのだろう。このいきおいで教育基本法と憲法も変えられてしまうのだろうか。自分にはなにができるのだろう。
今日はフジのチケット一般発売日ということで、さっそく購入。2人セットでないと駐車券が買えないので、9万いくら払った。そんなわけで通し券1枚を定価でお譲りします。欲しい方はご連絡ください(ただしチケットが届くのは7月上旬になります)。送料等はこちらで負担します。
ともあれ、これでまた当面の生きる目標ができた。楽しみ。
ニール・ヤング&クレイジーホース主演、ジム・ジャームッシュ監督の"Year of the Horse"を勢いで買ってしまった……。ジャンル的にそうとう偏ってはいるが、最近の映画熱には自分としてもちょっと驚いている。
とはいっても『映画』ページをつくるほど入れ込んでいるわけでもなくて、日記にちょっとした感想を書くだけなんだけど。でも、見たものの感想を文章にすることは、記憶を整理するうえでも役に立つ。たとえそれが自己満足にすぎないとしても……。それに、経験したことを自分のなかに閉じこめて、忘れてしまうのがあまりにももったいない。
早川義夫さんも言っていたけど、インターネットってじっさいのところぜんぜんインタラクティブじゃない。ほとんどは書き手がわからの一方通行だ。自分は他人から一目置かれている存在なんだ、という自意識過剰がコンテンツをつまらなくする。少なくとも自分のサイトにおいては。そのことをようやく最近気が付いた。だから、変にレスポンスを期待したりしないで、思うままに適当に書いていこうと思います。たぶん、それが見ている人にとっても面白いことだと思うから。
会社の人から借りた映画のDVD。パッケージはちょっと貧相で、サブタイトルも「恋人までの距離(ディスタンス)」と、かなり萎えるコピー。だけど中身はそうとう面白い。
主演は若きイーサン・ホークとジュリー・デルピー。とにかくフレッシュで、すがすがしい。ウィーンでのオールロケはこれまた学生時代のヨーロッパ旅行を思い出す、懐かしい映像。やたらと長いカット、ぜんぜん手の込んでいないセットなんかは、いかにも低予算なつくりだけど、映画は予算じゃないってことを証明する内容。
ふつうのいわゆるラブロマンスではない。無神論者で理想主義者のフランス人、セリーヌ(デルピー)と、恋人と別れ傷心旅行をしていた不器用なアメリカ人のジェシー(ホーク)との語らいが夜通し続く。印象に残った台詞は山ほどあるけど、ここで書くと陳腐になるので書かない。タイトル通り、朝までの付き合いでふたりは別れてしまう、という話もなかなか切ない。
思っていること、考えていることを照れたりカッコつけたりせずに、そのまま相手に伝えることって難しい。でもそれはとてもすばらしいことなんだな、と。自分にゃできないが。
死ぬ前にもういちど、ヨーロッパに行きたいな。
HMVオンラインでDVDの2割引セールをやっていたので思わず買ってしまった世紀末。たしかちょっとまえにシネマテークでも上映していたように思うが、例によって行けなかったので買うことにした。
中身はというと、メンバーや関係者のインタビューと昔の映像を織り交ぜながらラモーンズの全キャリアを追っていくという、いわばラモーンズの伝記的な映画。
ジョーイとジョニーを初めとして、バンド内の人間関係は終始ぐちゃぐちゃで、インタビューでも平気でほかのメンバーに対して辛辣に非難する。特にジョニーは外見上ではふかわりょうのようにかわいらしいキャラクターに見えるが、とてもどぎつく、かなり自己中で頑固者。けどその頑固一徹ぶりがあればこそ、22年間もバンドをひっぱり続けることができたんだろう。
ディー・ディーはしゃべりからしてすでにジャンキーで、ろれつがまわっていないが、たまに重要な発言もしたりしていた。ジョーイはあまり他人に対してとやかく言わない穏やかな性格だったが、いろいろと精神的に問題も抱えていたようだ。
全体として話はシリアス。「俺たちこんなにがんばっているのに、ちっとも売れない」という嘆きばかりだし。さらにジョーイ、ディーディー、そしてジョニーといった主要メンバーの3人、またインタビューでかなりしゃべっていたクラッシュのジョー・ストラマーがすでに他界してしまっていることも暗さに輪をかけている。とはいっても、ライブ映像はつねにパワフルで大盛り上がり、DVDのおまけ映像集ではジョニーが昔のことをちょっぴりはしゃぎながら話している場面もあったりして、ホッとさせられた。ともあれ、これで3000円ちょっとというのは非常にお買い得。WaTなんて買っている場合じゃない(カッコよさは認めるが)。
今日は仕事を途中で抜けてダイナソーJr.のライブ。ダイヤモンドホールの客の入りは2/3くらいかな。室内だったということもあるが、去年のフジよりも演奏がタイトで、メンバーの気合いのノリも良く、轟音を思いっきり楽しめた。ライブハウス向きのバンド。
ゆらゆら揺れながらジャズマスターをかきむしるJ、恐ろしく手数の多いマーフ、おきまりの「愛をクダサーイ」というセリフで会場を笑わせたルーと、バンド仲も去年よりいい感じ。例によって選曲はルー・バーロウ在籍時のインディ時代のものからがほとんど。けど1曲だけ、最後の最後に名盤"GREEN MIND"から"Wagon"が演奏されて、ものすごく盛り上がった。
それにしても、ギター・ロックはやっぱりいいね。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも、テレヴィジョンも、ニール・ヤングも、ブッチャーズも、ソニック・ユースもナンバーガールとかも、好きになったの理由は、荒くれたギターサウンドが気に入ったから。
それもギターを器用に弾きこなしているというのではなくて、ギターと闘って、ねじ伏せているような感じが好き。今日のJはまさにギターと格闘していた。外見は長髪のさえないデブだが(失礼)、ギターを手にしたときのJは誰よりも輝いていた。かっこよかった。
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