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全編にわたってスペイン語が使われているのにタイトルだけ英語というのは違和感があるが、内容はとてもよかった。バイクで南米1万キロ縦断に挑む、医師の卵の若者ふたりのロードムービー。
道中は荒野から砂漠、アンデス山中の大雪、アマゾン川とまさに道なき道を行きながら、行く先々でさまざまな人びと出会う。圧倒的な貧富の差、虐げられる先住民、差別と偏見にさらされるハンセン病患者…。
縦断の旅が終わると同時に、ふたりは別々の道を歩むことになる。それがまた切なくて、悲しい。30になる前に旅立ちたいと語ったアルベルトのように、自分も異境の地へ旅立ちたくなる気分になった。
September 17, 2006 22:31 in 文化・芸術 | Permalink Tweet
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