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October 01, 2006

雑誌2+2冊

 『EYESCREAM』(USEN)と『rockin'on』(ロッキング・オン)2冊購入。『EYESCREAM』を買ったのははじめて。

 この前に『buzz』『CROSSBEAT』も買ってしまっている。いちおう今年のフジを忘れないようにするために。ロック雑誌を買って思うのは、10年前と全然変わっていないな…、ということ。ファッション誌(こんな自分でもたまには買うんですよ…)とかを買って読んだときに感じる、雑誌と自分の感覚とのギャップに比べると遙かに小さいというか。

 ま、そんなことはどうでもいいとして簡単に雑誌のレビューを。

Es0610 まず『EYESCREAM』。特集はごらんの通り「FUJI ROCK AS LIFESTYLE~フジロックというライフスタイル」ということで、フランツ・フェルディナンドが表紙。はっきり言わせてもらえれば、雑誌としての作りは手抜きまくり。会場と来場者のスナップ写真と2、3のアーティストのインタビュー&アフターパーティの取材を組み合わせてハイできあがり。…で、フジロックのライフスタイルって何なの?という疑問だけが残る。いまどきのフリーペーパー/フリーマガジンでさえこれよりずっと中身があるよ?

 フジロックということであれば、「各人各様の楽しみ方がある」ということでしょう。ステージだけではなくて、前夜祭の大騒ぎっぷりや、すさまじいトイレの行列や、立ちションしている人びとや、パレスオブワンダーの喧噪や、キャンプサイトの急斜面や、そこで円になって何かしらを語り合っている若者たちや、フードエリアのカオスぶりや、ダフ屋のおっさんとか、「チケット売ってください」の紙を持って入り口近くにたたずんでいる人とか、虫に刺されて救護室で泣きそうになりながら手当を待っている人とか、アカが浮きまくった温泉の湯船とか、ヒッチハイクで帰ろうとしている人とか、モーターヘッドのメンバーみたいなバイカーたちとか、終了後にガラーンとした会場駐車場の物寂しげな雰囲気とか、帰り道の赤城高原SAがフジロッカーに占領されているようすとか、フジロックを取り巻く時間軸と空間軸をざくざくっと切っていくと、それぞれまったく異なった(この雑誌が言うところの)「ライフスタイル」があるわけであって、このフジだけが持つ雑多ぶりをどうやってみせるかが編集者の力量と思うのだけれど。モデル気取りでポーズを取る来場者の写真を撮っている場合じゃない。偉そうなこと言い過ぎたかな…。

 ただ、雑誌というのは上に言ったような雑多さを表現するのに向いていないメディアなのかもしれない。紙とか広告とか流通とか、いろんな制約が多すぎる。

 ただ、ものすごくポジティブに解釈するなら、これだけゆるい・適当な企画が成立しちゃうのはある意味肩の力が抜けていてよいと思う。でも、この680円はいくら何でも高いでしょ。買った自分にも非はあるけど。

 だいぶ長く書いてしまったので、ほかの3誌のレビューはまた後で。

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