父が脳梗塞で倒れたという知らせを聞いたのはフジロックの前日。つい数日前まではまったく普通に生活していたのに、とつぜんこういうことが起こるのだから人生分からない。
親不孝者の自分は、その夜、見舞いもせずにフジロックに向かった。幸い、症状は軽いということは聞いていたので、大丈夫だろうとは思っていたが、何が起こるか分からない状況の中で連絡もろくに取れない山奥に行く行為はそうとうに親不孝だ。いっしょに住んでいながら祖母の死に目にも会えなかったし。それでもとくにとがめられるようなことは無かったけれど。
そんなわけで、フジロックの帰りついでに病院に寄って父を見舞ったが、多少言語障害が残るものの、日常生活におおきな支障はないようで一安心。でも本人としては「絶対に自分だけは病気にならない」と思いこんでいたから、そうとうショックだったようで、「たばこもやめなきゃな…」と言っていた。こんなことは以前では絶対あり得なかったはず。逆に生活を改めるためのいい機会なのかもしれない。と、プラスに捉えるべきなのかもしれない。きょうだい4人と両親で近いうちに一回集まる機会が必要かな。
とにかく、親に限らず、自分もいつまでも若い気分ではいられないということだ。気分だけは相変わらずハタチのまんまなんだけどね…。実家にいると景色も何も変わらないのでちっとも時間が経っている感じがしない。
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