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April 29, 2008

キラキラ!

Imgp7170曽我部恵一BANDの『キラキラ!』を買った。先月のRock on the Rockでのライヴはすばらしい内容だっただけに、期待いっぱいでゲット。そして期待通りの内容。サンボやら銀杏やらが出てきた今では陳腐かもしれないけれど、30代のおっさんにとってはやっぱりこれが耳になじむんだな。

ソロも嫌いじゃないけど、やっぱりなんだかんだ言って曽我部さんはバンドでこそ個性が生きる。いかにもライブこなしてきました!という感じの声のかすれ具合と、前につんのめって転びそうなほどに危うい疾走感、そして年甲斐もないほどの恋愛の詞。再録の「青春狂走曲」は歌詞の内容からしてもちょっとほろりとくる。サニーデイの復活にちょっとした希望を抱いていたけど、このアルバムを聴いてその望みはもう不要なんだと思った。

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April 24, 2008

北京

4月18日から約一週間、北京に行ってきた。いちおう言っておくともちろん仕事。オリンピックの直前とあって道路や鉄道、観光地は軒並み工事中。

Imgp5320それにしても中国の人びとのバイタリティはすごい。道路渋滞をみていても、割り込み車線無視はあたりまえ。自分だけは生き残るんだという確固たる信念を持って生きているような気がする。近々、写真のコーナーにアップロード予定。上の写真は天安門。

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April 17, 2008

写真変えました

Rock on the Rockの写真をアップ。ライブ評は…いまのところ書く気力がちょっとありません。

いま、sakanaの『Sunday Clothing』を聞いている。彼女らの音楽を野外で聴けたなら、どんなに幸せだろうと思う。今日で31歳になりました。

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April 12, 2008

浜松に来ています

明日から始まるRock on the Rockに行くために浜松にいる。新宿を夜10時前に発って、祐天寺に寄って東名から浜松へ。Pandaも大してスピードの出るクルマではないが、トラックがとにかく遅い。なんだかんだいって浜松の宿に着いたのは深夜の1時すぎ。このブログを書いているのは4時前。でもなんだかびみょうに興奮してねむれない。今年初めての野外フェスだからかな。

ここからRock on the Rock会場の吉良までは70kmちょっとしかないのだけれど、高速道路の便がわるくて90分くらいかかりそう。スタートには間に合わないかも知れないが、曽我部さんとbonobosが見られればそれで満足できると思う。

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April 11, 2008

気に入った

(1)
会社へはだいたい電車通勤なのだが、荷物があったり電車に乗るのがめんどくさくなったりでクルマで行くことがときどきある。高速を使えば移動時間は1時間くらいで、電車よりも早い。そんなわけで平均すると週で1~2回くらいはクルマで行っていた。でも、クルマは高速代やら駐車代やらで出費が半端ない。ひと月に使う高速代と駐車代を計算したらちょっと青ざめた。

てなわけで、できるだけ電車で通う頻度を上げたのだけれど、動かす機会が減ったPandaはやっぱり調子悪くなるみたい。確実に足回りやエンジンにフリクションがあって、なんかぎこちない。たまにしか合わない友人とはなかなか仲良くなれないのに似ている。

(2)
最近のお気に入りバンドはDeath Cab For Cutie。ロックバンドってほんとうにDeathという単語がすきですね。自分で発掘したのではなくCDを貸してもらってiTunesにインポートしたもの。シアトルのギターロックバンド。いかにもレディオヘッド後に出てきたバンドらしい音づくりと、テレビジョンの2枚目を思い起こさせるようなポップで鋭利な音だけど大仰でないメロディ。ちょっとRogue Waveに似ている。

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April 06, 2008

ようやくひと段落

春になってちょっと元気が出てきた、というわけではないけれど、ひさしぶりに連続更新。

年始からの海外出張とそのおかげでたまっていた仕事の整理がようやく片付いてきた。休みの日も外出つづきでどうにも落ち着かず、先週は体調まで崩してしまったが、この週末でなんとか持ち直してきた。Pandaのタイヤもスタッドレスからサマータイヤへと衣替えをして、気分一新。でも来月車検なんだよなあ…。

来週には今年の野外フェスの第一弾、Rock on the Rockがある。最近のロングドライブはというと成田ばかりだっただ、ひさびさの遠出ということでとても楽しみ。曽我部恵一BANDとbonobos、a-fank syndicateあたりが個人的な目玉かな。もうちょっとテクノ/エレクトロニカっぽいバンドか、ダブっぽいのが出てるとおもしろいんだけどね。

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April 05, 2008

羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの哀しみ』(PHP新書)

Imgp5848羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの哀しみ』(PHP新書:2007)を読む。前著の『マックス・ヴェーバーの犯罪』(ミネルヴァ書房)は気になっていたけれど、値段が高すぎ(4410円。貧乏人は読むなということか)て買っていないから、羽入氏の作品はこれが初めて。

筆者には余計なお世話かも知れないが、読み物としては個人的に興味をひくテーマだけれども、あまり後味のいい本ではない。内容をきわめて強引にかいつまんで説明するならば、いわゆる「マザーコンプレックス」(筆者は頑としてこの用語を用いようとはしない)のマックス・ヴェーバーが、いかに母親から抑圧された人格形成を辿ったか、そしてその死に至るまでそのコンプレックスが彼の身体と精神を蝕んでいったかを(ヴェーバー的に言えば)理念型的に描き出している。

その発想がいかに飛躍しているか。引用したいところはたくさんあるけれど、一カ所だけ引用しよう。

「自分の人生の最も肝心な瞬間での決断力というものが、このヴェーバーという男には欠けている。それもしないでおいて、自分の母親宛にエミーの現在の病気を詳細に綴る、というのは一体どういう神経をしているのか。いつまでお母さんの子のままでいるのか。顎髭をたくわえ、ビール腹で、いくら男らしい外見を取り繕ってみても、この男の内心はあの臆病で、中庭を一人で通ることのできなかった子供時代のままなのである」(149)

ヴェーバーには、マリアンネという妻がいたが、そのマリアンネに出会う前、エミーという女性と知り合い、恋仲になっていた。だが、ヴェーバーは強気で勘の鋭いエミーと結婚したら、自分の母親(ヘレーネ)と決定的な対立を生むと無意識的に感じ取っていた。うえの文章は、結果としてヴェーバーはエミーが好きなのにもかかわらず(この論法自体がひじょうにヴェーバー的)、愛を告白できずにいたことに対して、筆者が評価を下した文章だ。

たしかに、筆者は伝記や著書を丁寧に追って、ヴェーバーのコンプレックスを見事に抽出してはいる。だけれども、だとしても、あなたにヴェーバーの何がわかるのか。伝記や手紙の一部分だけを引っ張ってきてここまで言い切れるものなのか、と問いたくなる断定ぶり。

この本の書評を見ると、考証的に真っ正面から批判しているものが多いようだ。けれども、浅薄なヴェーバー読者としてのわたしの感想としては、本書はヴェーバーの主著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』のパロディに思えてならなかった(筆者に失礼なのか賛辞になるのか分からないが)。その論法といい、筆者自身の体験が唐突に出てきて人生訓的な話が出てくるところといい、あとがきに資料の信憑性について確実なものではないという予防線を張っているあたりも、なんとなくプロ倫を思わせる。そういう意味では、ヴェーバーを批判している筆者本人の、その意識下において、ヴェーバーの存在がいかに大きいかが分かるような気がする。

この自分の解釈が筆者の意図と違ってても別に構わない。だって純粋に読み物としておもしろかったから。こう言い放てるのも、アカデミズムからさっぱり縁遠い場所にいるおかげだ。無責任ですいません。

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April 04, 2008

気がつけば

おかげさまでこの『ヴェルヴェッティの部屋』は、4月1日でなんと開設丸8年になりました。本当にあっという間でした。ロクに更新もされないこのサイトに来てくださっている皆さまには、ただただ感謝です。

2000年の春といえば、わたしは町田の片田舎に住む右も左もわからぬいち学生でしたが、いまとなっても町田の片隅で右も左もわからぬうえに前後不覚の三十路サラリーマンライターに成り下がっています。この先わたしの人生がどう転がるのか、予想もつきませんが、このサイトだけはたとえ細々とでも続けていく所存です。今後とも、よろしくお願いいたします。

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