モッズとヒッピー
高校生から大学生にかけて、いわゆるネオモッズとネオヒッピーが流行った。かくいう自分も一時期その流行に乗って、下北沢や裏原宿で服(といっても大部分は古着だったけど)を買い求めた。スリムとフレア、すなわちモッズとヒッピーってスタイル的にはまるで逆なのかも知れないけど、自分のなかでは同居しているから不思議だ。
ベルボトム、その一方でやたらタイトなスリムパンツ、花柄シャツ、幾何学模様なセーターとか、なかにはかなりとんがったデザインや色のものもあって、いま思うと「よくこんな服着て街を歩いたなー」と思う服も少なくない。髪型はここ15年ほど(!)変わっていないんだけれども、服装的にはだんだんと無難な格好になっているのは年をとっているんだから、仕方がないかな。
なんでこんな話題を出しているのかというと、ひっこしの時に昔着ていた服が大量に出てきたから。今ではどう考えても着られない服ばかり。でも捨てるには愛着がまだ残っている。
なんでこんな話題を出したのかというと、曽我部さんのライジングサンを振り返った日記を読んだから。抜粋させていただきます。
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そして、夜も更けてサニーデイのライブ。これは相も変わらず、学生の音楽だった。
ぼくが意識してそうしなくても、サニーデイで歌うと、書生の気分にもどる。
ああだこうだ迷ったり解ったつもりになったり感動したり泣いたり笑ったりしている、つまり旅をしているときの気分に。
かなりの緊張感のなかにいたが、自分としては素晴らしい夏の二日間だった。
「また来年も」という言葉が喉元まで出かかるが、同じ夏なんて二度とあるものじゃないのだ。
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そんなわけで、このいちど限りの夏に、東北と北海道を9日間かけて旅してきます。
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