« モッズとヒッピー | Main | My Brave Face »

August 21, 2008

いま読んでいる本について

ひさしぶりに本をまとめて読んだ。まだ完読していないものもあるけれど、ちょっとした感想を。

Imgp8506■岡崎乾二郎 『芸術の設計 見る/作ることのアプリケーション』(2007) フィルムアート社

この本を買いに新宿サザンテラスの紀伊國屋に行ったら十数冊平積みされていたのにまず驚いた。美大や専門学校の教科書にでもなっているのだろうか。2600円だから学術書としてみれば安い部類になるのかもしれないが。

タイトルからではちょっと内容を把握しづらい。自分なりにこの本の内容をひと言でまとめると、「芸術とは作者のインスピレーションによる極めて一回性的(つまり反復できない)なものだったが、それを反復・再現可能にしてきたプログラムを実現するアプリケーションについての解説書」ということになるだろうか。建築から音楽、美術、ダンスにいたるまで、それらを「可視化する」ための技術について説明されている。

図版などもふんだんにあって、分かりやすいように書かれてはいるのだけれど、脳みそが腐りかけている自分にはもうちょっと咀嚼する必要があるので、改めて読み直し中。できればまたレポートします。


■的場昭弘 『超訳『資本論』』(2008)祥伝社新書

学生の時に、国民文庫(大月書店)版の『資本論』に挑戦したけれど、第1部であえなく挫折。いつかは再読しようと思っていたが、あの難解(というより文法的に意味不明)な翻訳に挑むには相当な勇気がいる。そんな時に本屋で見かけたこの本。

おそらく「超訳」は「跳躍」とかけているんだろう。貨幣の資本への転化の部分で、「ここがロドスだ、さあ跳んでみろ!」っていう一説があったのを思い出した。訳者は分かりやすいように要点をかみ砕いて説明してくれるのだけれど、やはり難しい。いろいろ書きたいことがあるけど、まだ途中なのでまた後ほど。


■伊田広行 『「まだ結婚しないの?」に答える理論武装』(2008)光文社新書

タイトルはなかなかに刺激的。筆者の言いたいことはわかし、性別を超えた「人間同士の自由で緩やかなつながり」を重視する考え方はたぶんわたしと似ているのかも知れないが、どんな意味であれ「スピリチュアル」という言葉を安易に使うのは「理論武装」を掲げる本としては納得しがたい。次の「勝手に恋愛相談」では、これを題材に書いてみようかと思う。

|

« モッズとヒッピー | Main | My Brave Face »