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April 16, 2009

久しぶりにCD屋へ

(1)

長文です。

Imgk0173久しぶりに新譜を買いに新宿のHMVへ。出先からオフィスへの帰りついでにチラ見するだけのつもりが、見て回るうちに2時間も経っていてちょっと唖然。ネット注文の到着までのタイムラグを嫌って実店舗で買おうと思っていたのに、探していたものは全て品切れでがっくり。

それでも、何ヶ月かぶりのCD屋だったので、隅から隅までひととおり見ることができたから、結果的には満足かも。で今回買ったのは。

・Port of Notes 『Blue Arpeggio』
・bibio 『vignetting the compost.』
・The Sea and Cake 『oui』

守りに入ったなんて言わないで。まず、Port of Notesは本当はセカンドの『Duet with Birds』が欲しかったのだが、品切れでやむなくベスト盤の『Blue Arpeggio』を、という消極的な理由。全曲リマスタリングしたとあって、音質はすばらしい。中音から低音の豊かな響きと高音域の表情がすばらしい畠山美由紀のボーカル、小島大介による繊細なギターの調べ。1曲目の"Hope and Falsity"は曲も歌詞も感動的。それ以外については、英詞になると洗練さが前面に出て、自分にはちょっとおしゃれすぎな印象。その点、日本語の歌は人なつっこさがある。

bibioは、視聴して購入。まず、とても2009年の音とは思えない。ぼろいアナログプレーヤーですれまくったSP盤をかけているかのような揺らぎ全開の確信的サウンドプロダクション。30年前、いや40年前の作品ですと言われても驚きではない。そして聴いた瞬間「こりゃBoads of Canadaでしょ」といいたくなる音作り。でも、よく聴くとかなり違う。ギルバート・オサリバンのような曲もあれば、Mouse on Marsのように妙に浮ついた曲もある。そしてときおり霧が晴れたように無加工のアコースティック・ギターの調べで聞き手をドキッとさせることもある。なんだかつかみ所がない。どうやってこの音を作っているのかも想像がつかない。夢の中で聴いているかのよう。

Sea and Cakeは音響系の典型というか。中期以降のステレオラブ〜トータス〜ジム・オルーク〜ハイ・ラマズを結ぶ円の中心にあるような音。穏やかで起伏がない音なので最初は平板な印象を受けたけど、聞き込むにつれてとても丁寧に作られた作品であることが分かってくる。ヘッドフォンで、そしてかなりでかい音で聴くと案外しっくりくる。

(2)
トップページにも書いたけど、文学フリマに出展します。暇を見て加筆・修正作業をやっているけど、「めざバン」(特に初期)については文献を洗い直して再構成したところ、ほぼ別の内容になってしまっている。これがおもしろいかどうかは別の問題だが、音楽の雑誌にのめり込んでいた頃の自分が思い出されてなんだかちょっと楽しい。

(3)
16日から上海に出張。10日間の長丁場。文学フリマの作業は一休み。

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