« Picasa 3.5 | Main | 再会 »

October 06, 2009

空気人形

Dvc000021シネマライズで是枝裕和の『空気人形』を見る。

原作は業田良家のマンガ。“人形がココロを持つ”なーんていうと、なんて安っぽいファンタジーなのだろうと思うが、その人形はオトコどもにとっての性欲処理の道具であるというおどろおどろしい背景と、周囲の人物を巻き込む人形であるがゆえの悲劇が強烈なインパクトを与えてくれる。一部始終暗い内容なわけではなくて、途中までは笑い声がでるほどの愉快なシーンもあるけれど、人形師のオダギリジョーが妙に前向きに人形を諭すシーンをきっかけに、一気に物語は沈んだトーンになっていく。

人形役のペ・ドゥナは文字通り体当たりの演技。それにしても、『あさま山荘への道程』での坂口役といい、今回のレンタルビデオ屋店員役といい、純朴だけど陰りのある青年役という役柄にARATAほどハマる俳優も少ないだろう。

|

« Picasa 3.5 | Main | 再会 »