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April 09, 2010

Japan Jam

Japan Jam@富士スピードウェイ。ロッキン・オン主催フェス乱発の背景には、出版不況にも関わらず成長(=売上増)を強いられたがゆえ、という事情を勘ぐってしまう。もっともその姿勢は否定されるものではない。

ただ、少なくともメンツで動員が決まる国内フェスで、コンセプト先行のイベントが成功できる見込みは薄い。予告ありきのセッションでサプライズもなさそうだし、それでオリジナル曲を演奏する時間を削られてしまってはファンとしても残念だろう。

この手のイベントは、ロケーションと出演アーティストで“だいたいこんな感じなんだろうな”というリアリティが得られるものだが、Japan Jamについてはどうもいまひとつピンと来ない。サイトを見ていてもアーティスト同士のコラボがありますと言えば、オリジナルの曲もやる時間も十分確保しています、みたいなどっちつかずのコメントが出ていたりしているし。まっとうなロック系アーティストばかりで敢えてジャム系アーティスト(ベタなところでいうとスペアザとかダチャンボとかROVOとか)を入れていないのは主催社のこだわりとは思うが、それがまたイベントのタイトルとの齟齬感を助長している。

多くの人が期待するような"Jam"をテーマにするなら、海外アーティストとダンス系テントは必須と思える。フジにも朝霧にも来なかったPhishを呼びます!と言い切れるほどに。キャンプできないイベントに2日間もいらない。もっとコンパクトな会場とスケジュールで1日限りのイベントにするとか。

というわけで、いつもはコンセプトもパッケージも周到に用意して完成物をオーディエンスに提示してくれる完璧主義のロッキン・オン主催イベントとしては、Japan Jamは妙に粗さというか雑な印象が目立っているような気がする。チケ代が1万切れば本気で考えるけど…。現状では厳しいですな。文句ばかりでごめんなさい。

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