« 新しいiPad | Main | Eli Walks「Parallel」 »

March 24, 2012

K-5のいいところ

Cimg0084001K-7を1年半も使ってきたあとに、K-5に切り替えてすぐにMWC&ジュネーブショーに臨んだだけに、その進化ぶりを改めて実感。なによりも操作系はほぼそのままながら、基本性能がしっかり向上させてくれているのが乗り換えユーザーにとっては非常にありがたい。K-7ユーザーから見たK-5の特徴をいまさらながらいくつか。

○K-7のアクセサリーが使い回せる
レンズやストロボは当たり前だけれど、バッテリーグリップやバッテリーを使い回せるのは嬉しい限り。ボタン類の配置もK-7と全く同じなので撮影に関しては使い方で困るところはない。ただ、メニューはけっこう大きく変わったのでダイヤルキーのアサインでちょっと手こずった(後述)。

○解像感がすばらしい
K20D/K-7も良いカメラだが、撮像センサーがリニューアルされたK-5の絵はこれらとは一線を画す。ただ等倍で見るとレンズの性能が明らかにでるのも確か。廉価なズームレンズと、FA 35mm F2などの描写の良い単焦点レンズとを比較すると、出てくる絵の違いに思いのほか差を感じる。

○シャッターの切れがよい
コマ数が上がったおかげでシャッターの切れが良くなり、ミラーの消失時間が確実に短くなった。何となく粘りけのあるミラーショックが特徴だったK-7に対して、K-5は乾いた音で歯切れ良く撮れる。シャッターの音量だけを純粋に比べたらK-7のほうが静かかもしれないが、撮っていて気持ちが良いのは断然K-5。

○高感度画質がすばらしい
K-7はISO800にまで感度を上げるのは一種の勇気がいたけれど、K-5では躊躇なく3200くらいまでは上げられる。ただし、このくらいまで感度を上げてもノイズは少ないものの、確実に解像感は失われて、ピクセル等倍でみるとのっぺりと絵になる。カンファレンスなどでは、遠くからスピーカーを撮って画像を切り取って使うようなパターンが多いだけに、この点は少々気になるものの、画像自体が使えたものではなかったK-7と比べれば雲泥の差。

○HDの30fps動画が撮れる
K-7ではHD(1280×720)で秒間25コマが最高スペックだったけど、K-5なら秒間30コマで撮れる。フルHDで25fpsも可能だが、サイズがあまりに大きくなって扱いづらくなるため720pの30fpsが最適解。おまけにMotion JpegはAVCHDよりもサイズは大きいものの、編集する際にはそれなりに扱いやすいのでハンドリングも良い。

△ピントの合焦は早くなったが精度はいまひとつ
センサーの数はK-7と同じだけれど、アルゴリズムの改良でたしかに合焦は早くなった。が、等倍でみるとピンが完全にきていないこともしばしば。画素数が増えたゆえにシビアになった側面もあるのだろうが、もうちょっと慎重にあわせてくれると助かる。ライブビュー時のコントラストAFは精度・レスポンスともに良好。

×設定がわかりにくくなった
MENUの階層構造がやや煩雑になった印象。K20D→K-7よりもK-7→K-5の方がメニューの違いが大きいように感じる。いちばん迷ったのが、撮影モードごとのダイヤルの割り当てで、いままでは「C(カスタム)」メニューに入っていたはずなのに、K-5では「撮影」メニューに移動してため、探すのに苦労した。あと、いちいち設定するのは正直面倒なので、できればK-7のころに使っていたダイヤルキーのアサインを何らかの形(たとえばSDカード経由とか)でK-5に引き継げればいいのだが…。


|

« 新しいiPad | Main | Eli Walks「Parallel」 »