カテゴリー「旅行・地域」の記事

March 07, 2010

フランスかぶれ・ドイツかぶれ

Imgk6688自分は雰囲気に流されやすいので、フランスにいればフランスの、ドイツに行けばドイツの作家や学者の本が読みたくなる。二番目に泊まった宿はRue De Emile Zola(エミール・ゾラ通り)だったし。もちろん原文など読めないので翻訳本を読むことになるのだけれど、とくに文学系の作品は途中で投げ出してしまうのが常。

Imgk6711それでも、学生時代にはゼミの先生に勧められてロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』という文庫をヒィヒィいいながらなんとか読み切ったことを今回の出張旅行で思い出した。あれからかな、サルトルやらレヴィ・ストロースやらフーコーやらデリダとかの本になんとかついて行けるようになったのは。でもポストモダンや構造主義/ポスト構造主義は自分の専門外だったし、サルトル以外は自分の考え方と方向性(そんな大それたモノでもないが)が違うような気がして、やっぱりちょっと古風なドイツ系がしっくり来ていたように思う。

Y先生は元気かな。もういちど、アカデミズムの世界に戻るという選択肢もなくはないけれど、いかんせん年を取りすぎた。

Imgk6715それにしても今回の出張は長かった。都会から田舎まで。フランスの真ん中から東端まで。そしてスイスまで。聞こえは良いが、たんに飛行機が取れなかっただけだ。できれば、ジュネーブ行きの飛行機に乗って、ジュネーブのホテルに泊まって、もっとラクしたい。帰ってからの仕事の多さを考えると、とにかく憂鬱になる。といっても仕方ないので、帰りを待ってくれている人のために、忘れぬうちにみやげ話をメモしておこう。

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September 19, 2009

ベルリン

Imgk3609仕事でベルリンに来ている。フランクフルトモーターショーの取材を終えて、600km弱の距離を同僚と2人で運転。平均速度が速いので、休みを入れても5時間ちょっとで到着。日本では考えられない…。
 
 
Imgk3666Imgk3659この時期のドイツは晴れているとカラリと涼しくて日本の11月のような陽気。とても気持ちがいい。でも曇ったり雨が降るとやたら寒い。かくいう自分もちょっと体調を崩し気味。でもフランクフルトとかの南部の都市とは違って、ベルリンは街のつくりに60−70年代を感じる。自分が本当に幼かったときに、見ていたような景色。建物の背が軒並み低く、ちょっと開けたところだとテレビ塔が目立つ。

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September 01, 2009

深浦へ

Imgk9959青森県は深浦に来ている。ここの何がいいって、“果て”であることに尽きる。クルマで旅行していると、駆り立てられるように先に行かずにはいられない性分なので、どこかで限界を定めないといけない。ここに来ればそう言う気持に歯止めがかかる。あたりまえな話だけれど。

Imgk9951白神岳へ登山。往復8時間かけてひたすら登る。久しぶりの筋肉痛。

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April 22, 2009

なぜか上海

Imgk27061Imgk0851というタイトルの曲が井上陽水にあった。そんなわけで上海滞在中。例によってここでクルマの写真を撮りまくっている。グリップが当たる右手中指の腹にカメラダコができつつあるけれど、写真の腕はちっとも上達せず。でもレンズが欲しい。

上海と聞くと南の都市というイメージがあるけれど、案外寒い。昼間はあったかいが、日が沈むとだいぶ気温が下がる。半袖で通すことになるのでは、と思っていたけれど、とんでもない。

Imgk0863中国行くたびに思うのは、とにかく活気があるというか賑やか。マナーとかエチケットとか細かいこといわずに、自分のやりたいことやろうよ、という雰囲気。街でも地下鉄の中でも飲食店でも。日本の人達はちょっとおとなしすぎるんじゃないかと思ったり。

明日は広州(香港のちょっと内陸側の都市)へ移動する予定。こちらは本当にあったかそうだ。

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January 14, 2009

デトロイト

Imgp0775Imgk4095デトロイトに来ている。今日で6日目。猛烈に寒くて、夜はマイナス10度を下回る。数十秒外にいるだけで、コートを着ててもカラダが真まで冷え切ってしまうこの寒さ。

去年も言ったようなするが、デトロイトのダウンタウンと近郊は一部のビジネス街を除いてほんとうに廃墟に近い。とくに夜は治安は悪いのだろうが、それ以前に人気のしない街。こういう街にもかつては輝いていた時代はあったのだろうけれど…。ドリーム・ガールズの世界、みたいな。写真はうち捨てられて朽ち果ててた家の向こうに見えるのは、GM本社ビルのルネッサンスセンター。この構図がいまのデトロイトをそのまま表している。8Milesの舞台もここだった。

でも文化は文字通り地下に潜って行き続けている。音楽のセンスはさすがによくて、郊外のちグリルへいくと、クラブとレストランを足して2で割ったような雰囲気。テクノ〜ファンク/ソウル系のダンスミュージック中心のBGMが流れているのに、そこにいるのは若者だけでなく自動車工場帰りのむさ苦しいオッサンもいたりする。そして、けっこう気さく。。自分の印象だと、デトロイトは昨今有名な?メタルの街ではなくて、ガレージロックとテクノと黒人音楽の世界という印象を受けた。こういう街は、日本にはぜったいにあり得ない。

ただ、このところの自動車不況は相当に深刻。とくにビッグ3のひとつクライスラーは(先頃の政府からの融資があったとはいえ)倒産寸前にまで追い込まれている。来年はどうなっているのだろうか。

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December 29, 2008

OKINAWAへ

目覚ましをかけずに好きなだけ眠れる日々っていいですな。ひたすら家にこもってグダグダな毎日を送り中。おかけでブログも書ける。

ところで先日、といっても2週間くらい前かな。沖縄へちょっくら行ってきた。というのは、クリスマス前のこの時期が飛行機代もホテル代も一番安いから。今回もレンタカーを使用。

去年は日帰り(!)だったけど、今年はゆっくり2泊3日。いろんなところに行ったけど、一番のヒットはネオパークオキナワかな。

Imgp1481ドアを開けた瞬間からそこはサバンナ。無数の鳥どもが押し寄せてエサをねだる。クジャクすらも当たり前のようにエサをせがんでくる光景に圧巻。ペリカンはくちばしがでかすぎてエサがうまく拾えなくてかわいそう。そのほか、犬やら山羊やらポニーやらが至る所にいて、ふれあうことができる。現地でエサは売っているけれど、けっこう高いので、食パンを買い込んで入場することをおすすめします。気分はムツゴロウさん。指食われないように気をつけて。

Imgp1631Imgp1585美ら海水族館もよかったけれど、これは定番なので当たり前といえば当たり前。でかい水槽とオキちゃん劇場(いわゆるイルカショー)はよかった。あと、北の果てにある岬がとてもきれいだった。

最終日、空港へ帰る途上にあるお食事処へ。「オゥチ」というお店で、外国人住宅を改造したカフェなのだが、そこがまたすてきなこと。料理もおいしくて値段も安い。ちょっと入り組んだところにあるのが難だが、空港までそれほど遠くないのに、レンタカーを借りたらぜひ行ってみて欲しいところ。かかっている音楽もすてきだった!

Imgp1669_2そんなわけで、今年は北は北海道から南は沖縄まで、“端”を極めた年だった。来年は九州あたりを一週間かけて行きたい気分。

この休み中にできたら撮った写真を公開しようと思います。

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October 03, 2008

花の都へ

Imgp2369この1週間、パリにいる。海外に行くたびに何度も言うようだけれどもちろん仕事。

Imgp2771いまさらながら初のパリなのだけれど、いままで行ってきた世界の都市とはどことも違う雰囲気に圧倒された。フランスやドイツの田舎のような居心地の良さ、みたいなものはない。都市の規模としてはニューヨークや上海以下だし、路上駐車だらけの街は決してきれいとは言えないし。けれどもこの街は1点だけ、ものすごく研ぎ澄まされているところがある。それはファッションだ。

Imgp2626ダサダサな自分が言うのも何だが個人的には、日本の裏原宿や代官山界隈以上におしゃれなスポットはないと思っていた。けれど、パリはちょっと次元が違う。老若男女すべてがセンスにあふれている。商店街を歩くと、日本にあるような店ばかり。みんなどこで服を買っているのだろうか。

Imgp2701わたしなりに考えた結論としては、パリは演劇の世界だと思う。パリに住む人びとはパリジャン&パリジェンヌになりきっているんだ。恋人たちは自分たちの世界に入り込むと場所がどこだろうと舌を絡ませ合う。どんな奇抜な格好をしていようと恥ずかしさなんて皆無だ。そして、彼らは見栄と自己意識のカタマリだ。けっしてネガティブな評価ではなくて、自己顕示欲と自意識過剰が日常化すれば着飾ることは特別なことでなくなる。「今日はおしゃれな服を着ていこう」ではなくて「おしゃれな服しかないからとりあえずこれを着ていく」。

そんな理屈を頭の中で勝手に並べ立てながら、毛玉と歯磨き粉の付いたカーディガンを身にまとい、メトロ14番線を東へ行く。

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August 31, 2008

3000kmドライブ

Imgp0311北東北から北海道をPandaで回ってきた。

東北道から秋田道周りで青森県深浦町へ。そして青森港からフェリーで函館。
函館からひたすら走って釧路。北上して網走。今度は西進して旭川。一気に南下して苫小牧。
さらにフェリーで一夜を明かしてまた秋田。日本海沿いをひたすら南へ、新潟。
関越道で一足飛びで東京まで。


Imgp03988日間、全行程3000km。Pandaはトラブルなく元気に走ってくれた。高速安定性もさることながら何時間運転していても疲れないシートの良さに脱帽。惚れ直した。

Imgp0508写真は、上と真ん中が青森にある国際芸術センター青森(展示・ロケーション共にすばらしい美術館でした)、下は北海道・十勝の駐車場で撮ったもの。雨にたたられてばかりの旅行だったけれど、ぎゃくにお日様のありがたみも実感。写真は改めて掲載します。

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August 02, 2008

熱中(症)時代

Imgp9658うーむ、暑い…・。フジロック後恒例の放心状態とこの暑さによる熱中症で頭の中は妙なトリップ状態。東南西から照りつける容赦ない日差し。朝になったらあまりの暑さでいやでも目が覚める。暑さには相当強いつもりでいたけれど、さすがにしんどい。30過ぎてなぜこんな苦行に耐えねばらないのだろうか。ビールを飲んでも酔うだけでカラダは全然冷えない…。これも天罰か。

 

Imgp9651Imgp9655てなわけで、先日、といってもひと月くらい前ですが、避暑がてらに山中湖へ行ってきました。友人の家に図々しくも泊まらせてもらいました。それにしても、やっぱり子供はかわいいね。心身ともにリフレッシュできました。田舎住まいは人生の夢。

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April 24, 2008

北京

4月18日から約一週間、北京に行ってきた。いちおう言っておくともちろん仕事。オリンピックの直前とあって道路や鉄道、観光地は軒並み工事中。

Imgp5320それにしても中国の人びとのバイタリティはすごい。道路渋滞をみていても、割り込み車線無視はあたりまえ。自分だけは生き残るんだという確固たる信念を持って生きているような気がする。近々、写真のコーナーにアップロード予定。上の写真は天安門。

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