カテゴリー「モノ」の記事
September 01, 2014
March 24, 2012
K-5のいいところ
K-7を1年半も使ってきたあとに、K-5に切り替えてすぐにMWC&ジュネーブショーに臨んだだけに、その進化ぶりを改めて実感。なによりも操作系はほぼそのままながら、基本性能がしっかり向上させてくれているのが乗り換えユーザーにとっては非常にありがたい。K-7ユーザーから見たK-5の特徴をいまさらながらいくつか。
○K-7のアクセサリーが使い回せる
レンズやストロボは当たり前だけれど、バッテリーグリップやバッテリーを使い回せるのは嬉しい限り。ボタン類の配置もK-7と全く同じなので撮影に関しては使い方で困るところはない。ただ、メニューはけっこう大きく変わったのでダイヤルキーのアサインでちょっと手こずった(後述)。
○解像感がすばらしい
K20D/K-7も良いカメラだが、撮像センサーがリニューアルされたK-5の絵はこれらとは一線を画す。ただ等倍で見るとレンズの性能が明らかにでるのも確か。廉価なズームレンズと、FA 35mm F2などの描写の良い単焦点レンズとを比較すると、出てくる絵の違いに思いのほか差を感じる。
○シャッターの切れがよい
コマ数が上がったおかげでシャッターの切れが良くなり、ミラーの消失時間が確実に短くなった。何となく粘りけのあるミラーショックが特徴だったK-7に対して、K-5は乾いた音で歯切れ良く撮れる。シャッターの音量だけを純粋に比べたらK-7のほうが静かかもしれないが、撮っていて気持ちが良いのは断然K-5。
○高感度画質がすばらしい
K-7はISO800にまで感度を上げるのは一種の勇気がいたけれど、K-5では躊躇なく3200くらいまでは上げられる。ただし、このくらいまで感度を上げてもノイズは少ないものの、確実に解像感は失われて、ピクセル等倍でみるとのっぺりと絵になる。カンファレンスなどでは、遠くからスピーカーを撮って画像を切り取って使うようなパターンが多いだけに、この点は少々気になるものの、画像自体が使えたものではなかったK-7と比べれば雲泥の差。
○HDの30fps動画が撮れる
K-7ではHD(1280×720)で秒間25コマが最高スペックだったけど、K-5なら秒間30コマで撮れる。フルHDで25fpsも可能だが、サイズがあまりに大きくなって扱いづらくなるため720pの30fpsが最適解。おまけにMotion JpegはAVCHDよりもサイズは大きいものの、編集する際にはそれなりに扱いやすいのでハンドリングも良い。
△ピントの合焦は早くなったが精度はいまひとつ
センサーの数はK-7と同じだけれど、アルゴリズムの改良でたしかに合焦は早くなった。が、等倍でみるとピンが完全にきていないこともしばしば。画素数が増えたゆえにシビアになった側面もあるのだろうが、もうちょっと慎重にあわせてくれると助かる。ライブビュー時のコントラストAFは精度・レスポンスともに良好。
×設定がわかりにくくなった
MENUの階層構造がやや煩雑になった印象。K20D→K-7よりもK-7→K-5の方がメニューの違いが大きいように感じる。いちばん迷ったのが、撮影モードごとのダイヤルの割り当てで、いままでは「C(カスタム)」メニューに入っていたはずなのに、K-5では「撮影」メニューに移動してため、探すのに苦労した。あと、いちいち設定するのは正直面倒なので、できればK-7のころに使っていたダイヤルキーのアサインを何らかの形(たとえばSDカード経由とか)でK-5に引き継げればいいのだが…。
March 08, 2012
新しいiPad
ついに新しいiPad登場。WiFiモデルにGPSがまたしても付かないのは残念だけど、4倍の解像度、クアッドコアのGPUというのは確かにすごいスペックで。4万2800円という価格もなかなか強烈。
Siriの使い勝手はこれから検証だけど、内容はおおむね順当というか予想通りであり、スペックを強調したりゲームの楽しみをアピールしたりと既定路線を走っているだけような気もする。自分としては、iBook AuthorとかiBooks 2の時のほうがよほど画期的に感じた。もっとも、そんな想像を超えるようなプロダクトなんてそうそう出るもんじゃないとは分かってはいるのだが。
December 13, 2011
クランプポッド2台目
KENKOの「クランプポッド プロ 100」を購入。実はこの製品を買うのは2回目。初回は3年ほど前に買ったメトリックスの「MERCURY マルチクランプポッドL CX-3000」。どちらも同じ商品で、メトリックスがKENKOにOEMで提供しているもの。
このクランプポッドのいいところは、多少の重さに目をつぶりさえすれば、場所を選ばずにどこでもカメラやクリップオンストロボを固定できる汎用性。平面の置きはもちろん、車内での撮影ではシートやアームレスト、ヘッドレストのスティック部分といったあらゆる場所にがっちりクランプできる。
カーナビにしてもスマートフォンアプリにしても自分ひとりでの取材・撮影するケースがほとんどなので、このクランプポッド+カメラのレリーズケーブルorリモコンまたはインターバル撮影というのが通例パターン。
ところで、なぜに2台目を購入したからというと、足の部分を固定していたボルトがいつの間にやら緩んで外れてしまっていたから。ここが緩むと固定の力が弱まってしまい、たとえばシートのようなソフトな素材部分のクランピングが甘くカメラが倒れてしまうから。
1台目を買ったときは5000円近くしていたが、Amazonでは4000円を切っていたこともあって今回購入したわけだけれど、樹脂部分の精度は明らかに1台目よりも劣っているのはいかがなものか。…と思ったら楽天のメトリックスストアで3000円そこそこで売っていてずっこけた。
July 18, 2011
ストロボ不調&レンズの悩み
6月に買ったAF540FGZがトラブル続き。ストロボを焚くと焦げ臭い臭いがしてススが溜まる症状で修理から帰ってきたとおもったら、今度はチャージ不良の症状。新品バッテリーを入れても光らず。仕方なく新宿のペンタックスフォーラムへ持ち込んだ。
あと愛用しているDA 16-45mm F4。これは先日出張取材に行ったときに誤って落としてしまった。そのせいで広角端時にピントリングが回らなくなってしまった。これは完全に自分のミス。で、修理を見積もったら1万4000円…。さすがにキツイが、かといって新しくレンズを購入するまでには行かないのが微妙なところ。ちょっとでもズームすればピントは効くだけに、しばらくはだましだまし使って行くことになりそう。
いったんは諦めていたDA 17-70mmの熱が再燃しそうで怖い。
June 27, 2011
Millet GTX35
カメラ運搬兼アウトドア用にMilletのGTX35を購入。ここ2年半くらいはf.64のMBPLを使っていたけど、黒一色でちょっと華やかさとデザインが物足りないことと絶対的な容量がもう少し欲しかったので思い切って購入した。
GTX35の前にいままで愛用してきたMBPLの使い勝手をまず報告。ハッキリ言ってこのバックパックほどコストパフォーマンスに優れる製品はないのではと思う。二気室タイプでインナーボックスに三脚ホルダー、さらにレインカバーまで付いている。ハーネスの類も配置が適切で重い装備で1日歩き回っても疲労度合いは少ないし、両サイドには三脚やドリンクなどを収められるメッシュのポケットが付く。これで量販店でも1万円そこそこなのだから、本当にお買い得なリュックだと思う。このように機能面で申し分はないけれど、デザイン面でちょっと垢抜けないのも事実。せめてカラバリは欲しいところ。
そんなわけで購入したGTX35。カメラバッグ専用として作られたMBPLとは違ってアウトドア用途がメインのGTX35は仕切りのない一気室だけど、MBPLに付いていたインナーケースを底に配置して二気室風に仕立てている。使い勝手の良さを感じるのは背面のファスナーとPCを収めるためのポケットが付くこと。中央のファスナーはメインの気室にアクセスできて、底の方にしまったレンズやストロボを取り出すのに非常に便利。また、背面ファスナーの両サイドはポケットで小物や小銭入れを収めておくためには最適。
PCホルダーはMacBook Proの13インチを収めておくにはジャストサイズ。さすがに裸でここにしまうのは勇気がいるので、ポケットにはケースを収めてそこにMacBookを収納している。カタログにも内部に仕切りがあるとは知らなかったので嬉しい発見。ハーネスは、チェスト部分が若干高くで首が苦しかったりもするのだけど、両肩の紐を伸ばして降ろし気味に背負えば問題はなくなった。
心配事は、撥水性。GTX35にはレインカバーはなく、現状では「HYDRO SYSTEM」というその名の通りのシーリングも撥水剤もしっかりされているけれど、例えば野外フェスなどで長時間雨に打たれるようなシチュエーションだとじわりと浸水しそうな予感がするのも確か。GORE TEXとかのハイテクなレインジャケットでも三日三晩雨に打たれていればイヤが応にも雨も染みこんでくる。てなわけで山登りやフェスにはレインカバーは別途必須と思える。とはいえ、サイズの割には容量が入るのは有り難いところ。なによりもデザインが派手すぎず地味すぎず、なおかつ山登りザックのようなゴツさが無くてスマートなフォルムなのがいい。
November 05, 2010
腕時計について
浪人生の時に買った、カシオのDATABANK HOTBIZ VBD-2000という腕時計をずーっと毎日身につけ続けている。服とか靴とかカバンとか、自分は物持ちが良い部類に入ると思っているけれど、愛犬のラグよりも長く14年以上も共に過ごしているものはさすがにない。
でもこの時計、大事に扱っているという感覚はなくて、なんとなく体と心に馴染むからという理由で使い続けてきた。そういう意味では家族以上の存在。自分のカラダと同じように、いろんなところがさすがにくたびれてきたが、機能的には全く問題は無く、まだまだ現役。壊れるまで身につけ、孫の代まで伝えたい。
…と思ってきたが、セイコーから久々に心揺さぶられる魅力的な製品が出てきた。「ブライツ」のSDGAシリーズ。外観はあまりおもしろみのないフラットで微妙にレトロなデザイン、でも盤面は未来感溢れるデジタルのフラットパネル。HOTBIZの再来だ。
一時期、ふつうのDATABANKに浮気することも考えたこともあったのだけれど、80'sテイストありすぎる数字キーがどうにも受け入れられなかった。
それにしてもこのブライツ、価格は10万円だという。機能やデザインにどんなに惹かれても、とてもじゃないけど手に入らない。憧れは憧れのままに、いまのHOTBIZを愛で続けるというのも、わるくない。
August 07, 2010
K100Dの処遇
July 20, 2010
SONY DSC-TX5
3年前に買ったリコーの『R6』以来、久々のコンデジを秋葉原で(自分用ではないけれど)。CANONのIXY 30Sとちょっと迷ったけど、コンパクトさとデザインと防水性でサイバーショットを選択。それにしても、たった3年でここまで進化するのか、と思わせる高性能には驚くばかり。
広角25mmは後処理で歪みの補正をかなり入れているっぽいが、等倍でさえ見なければまず分からないし、高感度では階調がやや失われるもののノイズの少なさにもびっくり。スローシャッターでも全然ぶれない。おまけにHDR機能で見た目のままのシャドー&ハイライト再現には驚くばかり。画素数は1000万あればじゅうぶん。これ以上むやみに解像度を増すよりも高感度の画質をもっと上げてほしい。
それにしても、コンデジの世界はデジイチよりはるかに進化のスピードが速い。3年後はいったいどうなっているんだろうかと思うと、空恐ろしくて仕方ない。開発者はたいへんだ。
May 28, 2010
272E
先月買ったタムロンの90mmマクロ(272E)が思いのほか活躍している。購入当初は、もっぱら接写とポートレート用途を考えていたけれど、クルマのエクステリアやディテールを撮るのにも役に立つ。
絞り開放だと背景がふわっとボケてくれるし、絞れば単焦点らしいシャープさも。いままでは試乗会とかでクルマ撮るのはルーチンで楽しくなかったけれど、このレンズを手に入れてからは構図とかにも凝る気が沸いてきた。ときおりアクセントで魚眼ズームを使うこともあるけれど、この90mmマクロとPENTAXの16-45mmでほとんどの撮影は事足りる。FA 50mmはコンパクトでいいのだが、寄れないのがちょっと痛い。だけど夜とかのスナップではF1.4が無類の強さを発揮するから、手放すわけにも行かない。
レンズが充実すると、リプレイスをしたくなるのがボディ。K20Dにバッテリーグリップとクリップオンストロボを組み合わせたときの迫力は、いかにも中級機という風情だが、さすがにスペック(画素数というよりも体感性能)は旧式化しつつある。連写性能はこのままでも十分だけど、気になるのはミラーショック。キヤノンやニコン機と比べても盛大に鳴るシャッター音は閉口もの。それとISO800でも厳しい高感度ノイズの改善にも期待。
いまさらK-7というわけにも行かないので、後継機の登場を切に望む。でも安くなるのを待ってから、なのでターゲットは年末あたりか。ときおり猛烈にわき上がるiPadの購入衝動をいかにおさえられるかが鍵。
より以前の記事一覧
- 初マクロ 2010.04.11
- 03からnico.に 2010.02.13
- ギョガンレンズ 2009.08.22
- ケータイを替えた 2009.06.19
- とりあえずは 2008.10.25
- カメラバッグが欲しい 2008.10.23
- カメラを買った 2008.08.15
- レンズを買った 2008.05.30
- コンパクトデジタルカメラ 2007.07.15
- カメラについて 2007.06.10
- It's a SONY 2007.01.19
- お財布 2006.02.27
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